私が観た映画の感想を書くブログ

洋画中心につらつらと。

「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」

はじめまして、moと申します。映画好きの女子大生です。

ブログを始めたきっかけは、映画の感想が書きたかったからです。ツイッター(mo🍒 (@adamiruj) on Twitter)の140字では足りない!そんなんじゃ書けません!となりました。
もともと書くということは苦手ではありませんが、短く簡潔にまとめるということが苦手です。(大学のレポートとかはすぐ終わります。無駄な文字が多いので。だからでしょうけど点数は当然に低い。)
ですので、このブログでは思ったことを長々と閉鎖的に記事にしていきます(ツイッターの開放感も少し苦手)。
 
記念すべき第一回は「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」について。
 
 
 
アメリカのフィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングの生い立ちと1994年に起きた「ナンシー・ケリガン襲撃事件」について、多くの人の証言に基づいて製作された作品。
 
ひとこと感想
ポップ!!!何が本当なのかは分からなかったのに、どうしてこんなにスッキリした気持ちになってるの!?!
 
…ふたことになりました(笑)
 
 
 
以下ネタバレ含みます。未視聴の方は注意してください。
 
 
 

 

 
内容を考えてみれば暗い映画になるはずなのに、この作品めっちゃポップ。
だって基本暴力と貧困と偏見と嘘ですよ、この映画。トーニャとジェフがラブラブしてる場面なんて120分中の10分くらい(自分調べ)。
母からの暴力、旦那からの暴力、主人公の暴力、貧困階級の苦労や偏見、嘘、嘘、嘘…(嘘に関しては、何が嘘で何が本当か分からなかったけれど)。
 
なのにどうしてこんなにポップな映画なんだろうかって考えた時、まぁきっと正解は音楽と展開のおかげかと思いました。
 
MCU好きな人はガーディアンズの曲が2曲もあって嬉しくなるだろうし、この時代生きてた人ならほとんど聞いたことある歌ばかりなのでは?というような一昔前のポップな音楽がラインナップされてます。
音楽の使い方がこれまた巧妙で。トリプルアクセル成功後にフォリナーの"Feels Like The Very First Time"が流れてたのはマジで面白かったです(笑)
こんな殺伐した場面でこの曲使う!?みたいなところがあったんですけど、忘れました(笑)
音楽のラインナップはもちろん、使い方も上手でしたよ。ぶつ切りもフェードアウトも面白いなと思ってました。
 
ストーリー展開は私好みでした。間にインタビューがあって、インタビューで答えた内容のシーンが回想みたいな感じで始まります。
私は基本ハピエン厨(ハッピーエンドじゃなきゃ嫌派)なので、ついつい結末が気になってしょうがない癖があるんです。なんですけど、本作みたいにインタビュー形式なら、いくら酷いことしてても今インタビュー現在は生きてるっていうことになるじゃないですか。つまりこれから観ていく中で殺人事件とかそういうようなことは起きないと確実に言える。これは私の重要な安心材料なのです(笑)
 
まぁそんなことは置いておいて、インタビュー形式で場面と場面の間には誰かからのお話があるのは、襲撃事件について何も知らなかった私にもわかりやすかったです。あと、回想がブチっと切れてインタビューに場面転換するなんてことも多く、違和感なく上手に転換してるなと思いました。私好き。
 
転換じゃないけど第四の壁破ってくるのも面白いなぁーと。客を飽きさせない効果ありますよ。(デッドプールかよお前ってなったのは秘密)
 
そんな音楽と展開ともちろん出演者たちの頑張りのおかげですよね。結局ジェフが主導者だったのかとかトーニャは本当に知らなかったのかとか、事件についての完璧な正解は見つからなかったのに、こんなにスッキリしてるなんて。普通にこの内容しちゃうと胸糞悪くなって終わりそうなのにね(笑)まぁ終わりは綺麗にまとめられてましたしね。トーニャがその後ボクシングしてたなんて知りませんでした。
 
ただエンドロールでやってた本人たちのインタビューみて、あの引きこもり童貞ニートは本当におかしかったんだと少し寒気がしました。あれは怖かった…。
 
 
 
まぁそんな感じで、面白かったです。
星は★★★★☆  4.2点で。以上初ブログおしまい!