「リメンバーミー」
本日は「リメンバーミー 」について。
観に行ったのは四月の初旬。ただ妹が最近観に行ったらしく、我が家ではサントラが永遠流れております。その影響で本作です。
リメンバー・ミー|ブルーレイ・DVD・デジタル配信|ディズニー公式
あるきっかけで死者の国に迷い込んだ主人公ミゲルが、音楽のある人生を求めてヘクターと共にひいひいおじいちゃん探しをする物語(かなりざっくり笑)
ひとこと感想
生きてる人全員に観て欲しい!!!!!
以下ネタバレ含みます。ご注意お願いします。
本作のテーマは家族。私も観終わったあと、亡くなった祖父のことを思い出しました。親族で亡くしているのは今のところ祖父のみで、観た日の夜には祖父のことを思い出して少し泣きました。死の後に第二の死(本当の死)があるっていうのが心に響きました。お墓まいりには数年に一度しか行けないんですけども、祖父には死者の国でいつまでも私のことを見守って欲しいと思っているので、いつまでも忘れないぞと心に決めました。(なんの話をしてるんや)
こういうことを大人が考えられるあたり、生きている人には全員観て欲しいと思いました。だけどやっぱりこれから大人になる子供達に観て欲しいなと強く思いました。死について考えさせられる映画でもあるこの作品は、私に子供ができたら必ず観させます。
とにかくピクサーさすがとしか言いようのない作品!!!今年のオスカーで作品賞受賞したの、大納得です。この作品作り上げるのにすごく入念に調べたってことをツイッターかなんかの記事で拝見しました。作り込む精神がやっぱりピクサーはすごい…。
なんといっても「リメンバーミー」を始め本作を彩る音楽が素晴らしすぎます。
私はラストの「音楽はいつまでも」が大好きです。"魂が奏でるステキなメロディ"とか"骨を揺さぶるよ軽快なリズム"とか"みんなの思い出と共に歌い続けるよいつまでも"とか。ヘクターや死者の国を連想させるような歌詞を聞いて大号泣しました。
ストーリー展開も良かったです。私はまだ展開を予想できるようなスペックを身につけてないため、途中までは本当にあいつがひいひいじいちゃんだと思ってました(笑)ヘクターがひいひいじいちゃんだとは思いもしなかった…。だから原題のCOCOっておばあちゃんの名前がキーポイントだよってこと(であってますよね?)なんだね!?って観終わってから知りました。
イメルダとヘクターのラブラブっぷりが観てて本当幸せだった…。2人のスピンオフ5分とかでもいいから作って欲しい。しかしまたこの展開も全く気づかなかったです私(笑)
レビューみてると展開予想できたって言われてる方が多くて、私はまだまだ未熟者だなと実感いたしました。とにかく私には予想出来ない展開で終始楽しかったです。
本作は音楽も展開も良いものですが、デザインも素晴らしいですよね。マリーゴールドのオレンジが作中ではよく使われていて、死者の国と生者の国とを繋ぐ橋のシーンは景色が美しすぎて息を呑みました。あとは夜を連想させる青とか紫も多く使われていたかなぁと思っています。まさかこんな骨のキャラクターの映画を観られるとは思っていませんでした。
本作は字幕・吹替と両方観ました。いやさすがピクサー、吹替も素晴らしかったです。私は基本、洋画は字幕派です。吹替に有名人使ってくるプロモーションが本当に嫌いなので(笑)なんですけど、リメンバーミーの吹替キャスト陣は本当に素晴らしかったです。予想を遥かに超えてきました。
主人公ミゲルの石橋くん天使…。彼の声は本当に字幕との声にも似てるし、歌声がとても綺麗ですね。本作まで知らなかったのですが、これからもっと活躍して欲しいと思いました。(でもそろそろ声変わりなのかな)
ここ最近で一番驚いたことが、藤木直人さんの吹替があまりにも上手だったことです。「ウン・ポコ・ロコ」聴くたびに藤木直人さんのことが好きになります(笑)ヘクターの吹替が吹替見に行くことにおいて一番の心配でしたが、心配する必要なんて殊更ありませんでした。本当素晴らしかった。
やっぱりピクサーの吹替にハズレはなかなかありませんね。トイストーリーもモンスターズインクもMr.インクレディブルも小さい頃によく観ていたので全部吹替派です。大きくなってからも吹替で楽しんでいるので、やはりピクサーはちゃんと上手かどうかを考えて芸能人を起用してるんですね。(MCUのファルコンとシュリの吹替は未だに苦手)
長々と書きましたが、本当にリメンバーミー 好きです。
★★★★☆ 4.5です。いやこれは本当円盤買うぞ。以上。