私が観た映画の感想を書くブログ

洋画中心につらつらと。

「マイ・フレンド・フォーエバー」

今日からちょっと更新頻度を上げようと思い、ひとつひとつの記事を省エネ化することにしました。その分たくさん更新できるように頑張ります。

 

久々の映画感想はこちら

「マイ・フレンド・フォーエバー(原題:The cure)」

 

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AmazonサイバーマンデーセールのDVD・Blu-ray作品6本3000円という破格のセールを見つけたので本作を含む6本のDVDを購入しました。安すぎない?もちろん未見でしたのでこれはパケ買いです。

 

<あらすじ>

一匹オオカミで誰とも友達を作ろうとせず、母親も一日中働いており、四六時中孤独な12歳の少年エリックが主人公。そんなエリックの隣の家に、輸血でエイズ感染してしまったデクスターという11歳の少年が引っ越してきます。初めは空気感染をすると思っていたエリックはデクスターと柵ごしに会話をするだけでしたが、徐々に仲良くなり、気づけばエリックが柵を乗り越え一緒に遊ぶ仲となりました。

当時のエイズの偏見はすごかったんだろうなぁと思える場面は序盤から多々登場します。ゲイだけがなる病気、空気感染するから2m以内に近づくな、スーパーにいるだけで街中の噂になる、など。

デクスターのお母さんもいい人で、放ったらかしのエリックの母親とは違い、デクスターに対してはもちろんエリックに対して夕飯に誘ってくれたりなど、実の子のように優しく接してくれます。

そんな仲良く遊んでた2人は、デクスターの残したパフェをエリックが食べられない(感染したら怖いから一応ね、とママが食べさせなかった)ことがきっかけに、あることを思いつきます。それがエイズの治療薬を見つけるということです。そこから2人は一夏の挑戦を始めます…

 

2文感想

ただのお涙頂戴映画とは言わせない!少年2人の青春ロードムービーだ!!!

 

以降ネタバレあり感想です。未見の方はご注意を。

 

 

 

 

いやぁめっちゃくちゃ泣きました。号泣。部屋で1人で見てたってのもあって涙が止まらんかったです。

 

まず少年2人が愛おしすぎました。特にデクスターを思い行動するエリックの優しさは沁みました。それは無茶じゃない?ってこともあり、何度もヒヤヒヤさせられたのは事実ですが(笑)

 

あと胸を打つシーンが多い割に、そんなに重いわけでもないっていうのが凄いなと。見やすい作品です。笑える場面も本当多いし、2人にほっこりする場面も多くあります。だからこそ胸を打つシーンが尚更胸を打つんですけれども…

 

以下私が胸を打たれたシーン↓

 

・デクスターが「目が覚めて真っ暗だと宇宙にいて帰れなくなる気がする…」って言って震えてたテントの場面。

今まで陽気に振舞ってた彼にも、やはり死という恐怖は潜在的に感じていたのだと痛感し、しとしとと涙を流しました。でもそこでエリックが「僕のバスケットシューズを抱いて寝たら、ここは地球でこんな臭いバスケットシューズを履いたエリックの近くにいるって思えるだろ」という素晴らしい回答をしてくれました。そしてさりげなくシャツと寝床を交換してあげるエリック。優しさに涙です。

 

・船から300ドル盗んでバレて追い詰められた場面

デクスターが「どうせ死ぬんだ」「僕の血はコブラよりも恐ろしい」って自分で話すシーンはもちろん、そのあとに兄ちゃんたちがワーワーわめきながら逃げるのを見て、すごくしんどくなりました。これは確かに偏見ではなく本当に危険なわけだけど、それをデクスター自らが行うという…胸が痛くなりました。まだ11歳の少年なのに、そんなことを考えなければならないデクスターが悲しくてたまりませんでした。そのあと体調を崩したデクスターを見て故郷に帰ったエリック。彼なりの優しさが見えます。

 

・遊んでる最中に息を引き取ったこと

孤独だったデクスターの最期が"親友と遊んでいる瞬間"だなんて、すごく感慨深いものがありませんか?エリックが柵を乗り越えなければ、デクスターは病室で孤独に最期を迎えるところでした。ですが親友ができて、いっぱい遊んで。何よりも遊ぶことが大好きな彼らでしたから、デクスターにとってのあの最期は本当に幸せなものだったでしょう。

 

・再びの靴!靴!

これで泣かん人はいないでしょう。コンバースを抱いて棺に入るデクスターは素敵な顔をしていました。何よりフィルマークスの感想に多かったのが、"これでいつデクスターが目覚めても安心だね"という感想。これ見て再び号泣しました。あとエリックがいつもの川に靴を流して、それからさっと始まるエンドロール。流れが素晴らしすぎました。靴流すのも、ニューオリンズに行くのかなぁとか泣きながら考えてました。

 

こんな感じで胸を打たれたシーンが本当にいくつもありました。旅を始めた初期の彼らのワクワク感は私にも感じられたし、デクスターの母親は本当に素敵な人でした。

 

何はともあれ、見て後悔なし。買って正解。最高の作品でした。オールタイムベストに入るかも…!

 

省エネ更新にするはずが、結局2000字超え(笑)これくらい語るのが好きなんです!しょうがない!

 

次回更新もすぐできるように頑張ります。以上!

 

 

小言:デクスター役のジョー・マッゼロさん、ボラプのジョン・ディーコン役の方で、小さい時も今も変わらない表情だなぁと思ってました。今も昔も演技が上手!!